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○1日30品目というプレッシャーのせいでお料理が好きになれない。
○調味料も1品目として数えるの?
○1日30品目に届かないと自分がすごくダメな人のようで嫌。
○そもそも栄養を考えたら一日の食事に30品目は必要って本当なの?
こんなことを長年思い続け、とうとう「1日30品目」というこだわりを断捨離し、呪縛から解放されました!
もっと詳しく言うと、初めから「1日30品目」なんて出来ていなかったけど、出来ていない自分にいつも感じていた劣等感を手放して楽になった!ということです。
1日30品目なんていらない。もう悩まなくていい!
何年も主婦をやり、年齢も50代。ベテラン主婦のはずですが、私はいまだにお料理に対してずっと苦手意識を持ち続けています。
こだわりから開放されたきっかけ
西式甲田療法の少食や断食、玄米食などの食事療法を学んでみたり試すようになり、
土井善晴先生の【一汁一菜でよいという提案】を読んでホッとして力が抜け、
自分には「1日30品目」なんてこだわりはもう必要ないと思えたから捨てられました。
何か変な劣等感を長年強制的に押しつけられていたようで、このこだわりを不要品としてポイっと投げ捨ててからはなんとも言えない開放感です。
ただでさえ、献立、食事作りに四苦八苦しているのに、気軽に「1日30品目は必要」とか言わないでよ落ち込むからー、と思っていたので。
そんな時、読んで安心し、気持ちを楽にしてくれた本の一つに甲田光雄先生の【健康養生法のコツがわかる本】があります。
白米を玄米に、白パンを黒パンに、魚は大きな魚の切り身ではなくちりめんじゃこや丸干しなどを頭も骨も尻尾も全部食べるようにすれば、15~20品目で充分とのこと。
かなり無理があった1日30品目
それに、毎日の献立の為のお買い物だって大変ですよね。
たくさんの食品を買うのはお金もかかる。数にこだわってたくさん買っても、使い切れずに余らせ、傷ませてしまったり。
品数にこだわりすぎてたら、食べ過ぎてカロリーオーバーにもなりそう。
無駄にしないための冷凍術や作り置き…。頭の中をフル回転。
いや、もういいです、そういうの。もっとボーっとしてても大丈夫な食生活にしたいのが、私のような色々しんどい50代女性ですから。
アラフィフになりたての頃に、献立を考えることや食事を作ることが命がけの作業のようになってしまった私ですが、もうこの苦しい時期を乗り越えても、昔のように焦らないし悩みません。
厚生労働省も、1日30品目っていうのとっくにやめてた!?
そういえばこの1日30品目を唱えたのは厚生労働省か、と調べてみると、何やらもう今は1日30品目って掲げてないみたい。
1985年に「健康作りのための食生活指針」で1日30品目を勧めているけれど、2000年にはなくなっていると。
で、農林水産省の「食事バランスガイド」や他の資料で、栄養バランスのところを見た。
え~!?「30品目という数字にこだわる必要はありません」とまで記載されてる!
あぁ何かショック…。何だったんだ、今までのプレッシャーは。
昔、「1日30品目摂るべき」っていうのはすごく騒がれたけど、「やっぱりそんなに摂らなくてもいいって事になったよ」とは聞いてないぞ。そこ騒いで欲しかったな。
私みたいな50代の色々しんどい女性はめんどくさいことは思い切ってやめてしまえば良い、罪悪感なんていらない、と言いたかったのですが、1日30品目はもうひっそり訂正されてた。
もう調味料の砂糖や塩、醤油などは数に入れないけど、味噌は数に入れるとか、面倒なことは晴れて気にしなくて良くなったってことですね。
お料理が得意でも苦手でも、もっと気楽に
家族みんなの健康の為に、食事を作ることが楽しめていれば何の問題もないですし、1日30品目を目標にして、できた達成感を味わうことが喜びならとても素晴らしいです。
でも元々お料理が苦手な人や、ある時から突然苦しくなってしまった人は、気にせず、劣等感を捨て、罪悪感も捨て、ストレスのない食生活にしてしまいましょう。
主食を玄米にしたり、お味噌汁の具をたくさんに工夫してみたり、ジャンクなおやつを控えたりするだけでも、身体はすごく喜ぶのです。
気力も体力も20代30代とはぜーんぜん違うんですから、変わって当然、変えて良い!
50歳前後から私がそうだった様に、中には体も心ももう何が何だかわからないくらいぐちゃぐちゃにボロボロになって、すべてが苦痛になる女性はいるでしょう?これわかる人は少数かもしれないけど。
もし今まで普通にやってきたことが辛くなったり、なぜか頑張れなくなったら。
そしてその頑張ってたことの1つが1日30品目の食事だったら、もうやめてしまっても大丈夫ですから。
土井善晴先生の【一汁一菜でよいという提案】という本も、断食や少食にはあまり興味がないけれどお料理が辛い、という人にお勧めです。心が軽くなります。
立派な主婦を断捨離。いえいえ、お料理上手な理想の主婦になれないからって自分が持ってた焦りや劣等感を断捨離。
目に見えるものだけではなく、自分の心を苦しめていたこだわりも断捨離する。
でも必要な栄養は、玄米なんかにも手伝ってもらったりしながら少しでも楽に確保して、50代の私はもっともっと気楽に生きていたいです。