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○寒いはずなのに何でこんなに暑くなるの？
○突然ものすごい汗が噴き出て苦しく、周りの人には驚かれ、恥ずかしい思いをするようになった
○これがホットフラッシュ？色んな場所でおこって辛い
○あまりの暑さと汗に、日常生活に支障をきたしている
○ホットフラッシュの発作が起こると、会話は中断、仕事どころではなくなるから辛い
○ホットフラッシュって火照ると聞いていたけど、そんな甘っちょろいものじゃなかった
アラフィフという年齢になり、なんとなく耳にしたことのある「ホットフラッシュ」というものが、他人事ではなくなってきていませんか？
人によってその程度は様々で大きく差があるようですが、一人の経験者として、私のホットフラッシュはどんなものか、お話しします。
過去形でなく、8年経っても現在進行形です。
ホットフラッシュという辛いものが始まった
アラフィフにさしかかり、色んなところで自分の心や体の微妙な、でも確かな変化を感じはじめていて、「更年期っていうのが私にも…？」と思い始めていた頃。
更年期障害という言葉は良く聞くけれど、なにか他人事のような、きっと自分には関係なく過ぎていくだろうと、勝手に思っていた私に、突然思いっきり来てしまったんです。
私がホットフラッシュに苦しみ初めてから、知り合った先輩女性や同年代女性に聞いてみても、私と同じような症状や程度の人がほとんどいませんでした。
周りに多いのは、全く感じない、少し火照る気がする、くらいの軽いもの。
そんな中、症状が重い私は、なんとも言えない孤独と不安と心細さを味わってきました。
ひとりぼっちであまり人にわかってもらえない辛さを経験しています。
同じように更年期のホットフラッシュが辛いあなたに、こんな私みたいな人もいることを知って、少し安心して欲しいです。
実は私は、苦しくて発狂しそうな時が長く続きましたが、ホットフラッシュでは病院には一度もかかっていません。
なぜかというと、私は３０代から感音難聴という病気をもっていて、2～3年おきに繰り返しステロイド治療をしているから、これ以上薬が増えるのが嫌だったんです。
勝手にホルモン補充療法が怖いと思い込んでいたのもあります。
初めてのホットフラッシュ
４０代後半から始まった私のホットフラッシュは、あまりに激しくて言葉にどう表していいかわからないほど辛いものでした。
私の初めてのホットフラッシュは、ある秋の夜、寝ているときに来ました。
突然、背中、首、顔、頭。ゴーッと暑くなり、驚いて目が覚めたんです。
数分間の、今までに経験したことのない苦しい不快な暑さ。汗で全身がずぶ濡れに。
その時はあまりのことに訳がわからず、？？？でしたが、それから毎日、時間や場所を問わず一日に何回も同じ事が起きるので、ホットフラッシュだとわかりました。
私のホットフラッシュの症状
私のホットフラッシュは
・1時間に2回、多い時は3回。20分～30分おきにゴーッと来る。
（初めの4年くらい。5年目からは1時間に1回くらいになった）
・顔と頭から大粒の汗が急激にボタボターッと大量に噴き出して床や机に落ちて、自分も周りの人も驚く（初めの4年くらい）
・発作時は暑いだけでなく、頭の中をわしづかみにされているような苦しさを感じる
・暑さは、体の内側からふつふつと沸いてくるようで苦しい
・背中にマグマがあって、燃えているような感覚で辛い
・暑くて苦しい発作は3分くらいは続く
・会話中に発作が起きると、苦しさに耐えるのに必死で会話の中身は上の空になる（初めの3年くらい）
・発作時以外は正常の体感温度で、普通の人に戻っている
・意識している、していないに関わらず発作は襲ってくる
・発作に耐えるのにかなりの体力を消耗していると感じる。毎日クタクタになる
・どんなに疲れていても充分に眠れない。夜中に何度も発作で起こされる
こんな場所でのホットフラッシュが辛い
ホットフラッシュで本当に困る辛い場所
・子供の学校参観日、懇談会の席で発作。顔中の大量の汗に、他の保護者達に驚かれ心配される
・家庭訪問で先生とお話中に発作
・冬のバスや電車の中。ダウンコートを着ている時の発作時は、厚着で急激サウナ状態。その後全身びしょ濡れ状態で外に出た時の、凍りつく寒さと気持ち悪さ
・スーパーのレジで会計時突然のボトボト汗。店員さんに驚かれ顔を見られる恥ずかしさ
・美容院で首からナイロンのケープ？マントみたいの付けられてるときのホットフラッシュは想像を絶する辛さ。汗でマントが濡れてしまって謝る
・歯医者で治療中のホットフラッシュもあせりまくる
・お店で店員さんに家電の説明とかしてもらってる時に大粒汗と苦しさで中断
数年掛けて、徐々に苦しさの度合いは弱まってきた
ホットフラッシュは辛いけど、病気じゃないんだ、そのうちまた普通に戻れる日が来るんだって、必死に自分に言い聞かせていました。
でも、毎日毎日、1日に何10回も来る終わりが見えないホットフラッシュの発作に、絶望感でいっぱいで、心も弱っていたんです。なのにやっぱり病院には行きたくない。
それでも5年経った頃、ホットフラッシュの辛い症状はかなり弱まってきました。
発作の間隔も空き、2～3時間くらい何事もなく、ホッとしていられることも多くなってきたんです。
外見に現れていた大粒の汗が減り、自分では「う～っ」て耐えていても、他人には気付かれないくらいの、額に小さな汗が点点とにじむくらいになってきました。
今8年目に入っても、まだ数時間おきにグワーッと体の内部から気持ち悪い暑さが襲ってくるのですが、初めの頃に比べたら、我慢して平気な顔で普通に会話も出来るくらい、軽くなっています。
ホットフラッシュに終わりは来る
私はどうしても、自然に治るのを待ちたくて苦しいのを我慢していましたが、普通ならもう、生活の質を上げるためにも病院に行って、何かしらの治療を受けるのが良かったのかもしれません。
時間はかかるけど、重症で薬なしでも、年月が経ったらすごく楽になってきて、普通に近い生活、服装が出来るようになった私みたいな経験者がいます。
数年前は絶望してたけど、今は、もう少しで出口にたどり着けるかな、と少し光が見えてきた感じです。
「ホットフラッシュが辛いけど、放っておいていいの？病院どうする？他の人はどうしてるの？」と悩んでいるあなたの参考になれば嬉しいです。
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