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〇青春時代の手紙やはがき、大切な思い出で捨てられない。
〇人からもらった手紙を断捨離するのはすごく勇気がいる。
何十年も大切にとっていた大量の手紙をいつ処分しようかとか、人からいただいた手紙を捨てるのには罪悪感が…など、昔の手紙類の悩みをお持ちではありませんか?
私もそうでしたが、少し前に解決して今はすっきりしましたので、そのお話をしますね。
手紙の処分は必要か
50代になった頃、たまりにたまった手紙類をどうしようかと思っていたら、自分が出した手紙の処分についても、思いがけず、考える出来事がありました。
私は10代~40代のころには、友達や親しい人とよく手紙のやり取りをしていたんです。
長電話の後、その続きを手紙に書くくらい、お互いに。
どんどんたまっていってアラフィフになっても、手紙の処分はなかなかできずにいました。
その時その時に一生懸命だった思い出を捨てるようでさみしくて。
そんなころ、手紙の処分で初めてもやもやすることがあったんです。
自分で手紙を処分できないと起こるこんなこと
私には、遠くに住む大好きな一人暮らしの伯母(母の姉)がいました。
子供のころから最近まで手紙のやり取りをしていた、その遠くに住む伯母が、突然病気で入院し、そのまま亡くなった時のことです。
伯母の近くに住む叔母(母の弟の嫁)が伯母の家のお片付けをしました。
その時、伯母の家にあった処分しづらい私の幼いころの写真などは、こちらに送ってくれました。
でもあの手紙類はどうなったんだろう、とすごく心配になったんです。
捨てる前に紙類はみんなチェックしてるって言っていたけど。
全く触れないけど、きっと私の手紙やはがきもチェックされちゃったんだろうなあ。
伯母と姪で、こんなやり取りしてたんだねって思いながら片づけたんだろうな…。
二人だけの秘密だったこともあったのにな。
遠くに住む私は一緒に片づけることもできず、ただただ信頼する伯母に手紙でいろんな内緒話をしていたことを後悔しました。
後片付けをした叔母はなんにも悪くないし、ただよく知っている、でも内緒の話をするような仲ではないから、なんとも恥ずかしいんですよね。
このような関係の人にいつか読まれてしまうかもなど、想像すらしていなかった私でした。
手紙は捨てると決めたら処分は簡単
SNSの時代になって振り返ると、手書きの手紙ってやっぱりあったかくて、簡単には捨てられなくて。
でも考えてみたら、大切に取っておくべきと思っていた手紙を読み返すことはほぼありません。
二度と読まずに終わってしまうかもしれないです。
ならば、少しだけ残して断捨離しようと思いました。
紙だから捨てるのも簡単。手で破るのは抵抗があるかもしれないけど、シュレッダーにかければきれいに細かくなってくれるので、罪悪感は小さく済みます。
残りは箱に入れて、コンパクトに収まりました。
でもやっぱり…とポリ袋に入れなおしてキュッと縛ったら、もっとコンパクトになって満足。
結論:手紙は元気なうちに自分で処分しよう
子供のいない伯母は、自分を鍵のかかった誰も開けないゴミ箱だと思って、なんでも吐き出していいから、なんて言ってくれてたけど。
でもそのごみ箱も、ある日突然、第三者に開けられてしまうっていうことが起きちゃうのです。それが知ってる人だともう最悪。
プライバシーの保護も考えて、手紙は自分が元気なうちに、自分で処分したい。
ただ、たいして場所を取るわけでもなし、当たり障りのない懐かしい思い出の手紙など少しだけは、処分せずにずーっと引き出しの隅にでもとっておきたいな、と思っています。