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○水中ウォーキングって外で歩くより体に良いって本当?
○プールの中で歩くだけなんてすぐ飽きちゃいそう
○プールの塩素が体に悪い気がするけど
○子供の頃から泳げない私。せっかくプールに行くなら泳げるようになりたいな。
こんな疑問や願いをお持ちではありませんか?
では、ここ数年プールにはまってしまっている元金槌の私がお答えしますね。
特にアラフィフと呼ばれる年代の方で、心身共に絶不調で苦しい、当時の私のような方にはプール、お勧めしたいです。
健康の為にプールで運動?50代女性にぴったりです。
私は50代突入前後で自分が極度の体調不良に陥るまで、健康のためにプールに行って運動するなんて1ミリも考えたことがありませんでした。
全然泳げないし、水中ウォーキングするのもなんだか準備とかめんどくさそうだし、プールで歩くより外で自然の風を吸いながら歩く方が健康的だし…と思っていました。
そのくせ一人で毎日外で歩けばいいのに歩かないし。
ところが通い始めたスポーツクラブにプールがあり、たまたま更衣室でお話しした方に誘われたのがきっかけで、プールに行ってみたのです。
たくさんの人が水中ウォーキングをやっていました。これが本当にいいのかな。
そしてとうとう初水中ウォーキング。想像してたのと違って結構大変だし面白い。見てるだけだと水の中をただゆっくりと歩くだけなのに、実際はさっさとなんて歩けないし。
水中ウォーキングってどんな感じ?飽きない?
健康の為にプールで出来る運動その1、水中ウォーキング。
色んな歩き方があるから簡単には飽きませんよ。
◇大股で歩く
◇もも上げしながら歩く
◇腹筋をひねりながら歩く
◇後ろ向きに歩く
◇キック(蹴り出す)しながら歩く
◇かかとで歩く
こんなことを水中の腕を振りながら自分のペースでするんですが、もうあちこちの筋肉が鍛えられてるのがわかります。
一見楽そうだけど、優雅に見える鳥が水面下では一生懸命に水かきを動かしてる、それか。
水の中で脚を前に大きく出そうとする時、いちいち頭の中で「よいしょっ」って言ってます。動くためには水に抵抗しないと。
陸上ではさっさと歩けるけど、プールの中では体全体で水を押しながら進む訳ですから、そう簡単に思い通りには動けません。
水中ウォーキングの良いところ
水中ウォーキングは、やってみたら全身の筋肉を使う立派な運動でした。
水の浮力が働くと体重は1/10くらいになって膝への負担が少なくなるから、膝が不安な人でも無理なく歩けます。でも水圧の抵抗があるから陸上より運動量アップになっているんですね。
実際にプールには、膝の手術をされた後でお医者様のすすめでリハビリが必要な方や、肥満気味で地上を歩くのは膝がきついけどダイエットしたい、という方が歩いていたりします。
運動で幸せホルモンのエンドルフィンが分泌されるからか、気持ち良く歩けるんです。
楽しくおしゃべりしながらの人も、一人で黙々と2時間も歩く人も。
たくさん歩いた後は程よく心地よく疲れます。
このような水中ウォーキングの良いところは、
◎有酸素運動だから心肺機能が高まる
◎水圧の効果で血行が良くなる
◎簡単で幸せホルモンでリラックス
こんな嬉しい効果があるからどの年代の人にもお勧めできるのです。
ただ、歩くことで骨密度を高めたい場合は、負荷がかかりづらくて骨への影響が少ない水中ウォーキングは向かないようです。
50代位から骨粗鬆症予防として歩きたいなら、陸上での重力のかかるウォーキングの方が効果的なので、設備があればジムの方のマシンで歩くのが良いと思います。
プールプログラム!音楽と一緒のエクササイズが楽しい
健康の為にプールで出来る運動その2は、アクアエクササイズなどのプールプログラム。
◎エアロビクスを水中でやるの楽しい
◎ダンベル運動を水中でやるの楽しい
◎すごく楽しくて面白いのに全身の有酸素運動になってる
これはこういうプログラムがあるジムやスポーツクラブでやれることですが、楽しくてあっという間に時間が過ぎます。
一人家で、買ったダンベルを持ち上げるなんて1分で嫌になっちゃうけど、音楽に合わせてプールの水の中でダンベルを振り回してると、40分が簡単に過ぎていきます。
こんなに楽しくリラックスしながら、30分とか40分とか心地よく筋肉を刺激してるわけだから一石二鳥というか、すごいです。
50代の金槌だって水泳に挑戦
健康の為にプールで出来る運動その3は、水泳。
◎全身の筋力アップ
◎水圧の効果で血流が良くなる
◎泳いでいると幸せホルモンのセロトニンでリラックス気分になれる
私は初め、全然泳げなかったんですが、泳いでみたくて人が少ないすいてる時に、フリースペースでバシャバシャと四苦八苦してたんです。でも10秒も浮いていられなくて。
そんな私が溺れてるようにしか見えなかったらしく、たまたまそこに居合わせた泳ぎの上手な会員のお姉さんが、見るに見かねたということでその場で手取り足取り教えて下さったんですね。
それ以降、偶然にプールでお会いすることがある度に懇切丁寧にビシバシ指導して下さって。
そして、金槌だった私は、1年半後には1㎞続けてクロールで泳ぐことが出来るまでになりました。
50代の私に想定外の出来事です。
私がちょっとでも泳げる人だったらこんなふうに教えていただけることはなかったはずなので、哀れなくらい全然泳げなくてほんとに良かったんですね。
その時点で通ってるジムのプールに水泳教室はなかったから、彼女との出会いがなければ私は今頃まだ「25メートル泳ぐのが夢」って言ってる金槌だと思います。感謝してもしきれない出来事です。
泳げるようになると、うれしくて更にプール大好きになりましたよ。
スポーツクラブによっては水泳のプログラムがあって、きちんと水泳教室として習えるようです。
水泳のデメリットってある?
さてプールの塩素について心配というのを聞いたことがあるのですが、
私はプールの塩素について何も気にしていなくて、むしろそれがなかったら細菌やウィルスが繁殖して大変なことになると思っています。
実際にプールに含まれている塩素の量って水道水くらいだそうですし。
でも一つだけデメリットを感じました。
それはプールの水の塩素で、ヘアカラーが取れてきてしまうことです。
美容師さんに聞いたら、プールで泳ぐ人も海で泳ぐ人もそれで悩むそうですね。
それを気にする人は、シリコン製のキャップをかぶると良いようです。私のはメッシュだから髪濡れまくりでした。
つまるところ、プールってすごくいい!
水中ウォーキング、プールプログラム、水泳。
どれもみんな、体にも心にも良い影響があるのを実感しているので、もし貴女が健康の為にプールで運動しようかどうか迷っているなら、ぜひ行ってみて!と思います。
一年中、外が暑くても寒くても雨でも風でも室内プールはいつも快適です。